しろまるのブログ

東京の大学に通う四年生。

素晴らしきかな、人生

久しぶりの更新。

思いの丈を書きなぐる場所がほしくてはじめてみたブログだけれど、
重めな話題の下書きがたまる一方、1年半も更新できていませんでした笑

学生から社会人になって、気づいたらもう2年目で、
時代はコロナ一色で、
オリンピックもあったりして、
同じ毎日なようで、考え方もだいぶ変わったんだろうな
やっぱりもっと軽やかに書き留めておかないとと思います。

ということで、
題名はさっき見終えた映画。
リハビリの一本目はつらつら軽るめに感想でも書こうとおもいます。

「素晴らしきかな、人生」
英題「Collateral beauty」。
ウィル・スミス主演のヒューマン系映画。
しっかり泣きましたので、以外備忘録まで。

いやーまずは、俳優陣の豪華なこと。

数ヵ月前にTITANICをみたけれど、本作のケイト・ウィンスレットさんのにじみ出る魅力たるや。ローズの頃も可愛らしかったけど、あんな雰囲気の40代かっこよすぎる。目もとで語るかんじ、素敵に歳をとった口元。ああどんな役やっててもきっとこれからも好きな俳優さんだなって思った。

ブリジット役のヘレンミレンさんも素敵だった。歳を重ねてる今の自分を楽しんでる感じ?余裕と茶目っ気と可愛らしさとかっこよさ?素敵だったーーー

キーラナイトレイさんはカリブの海賊が鮮烈だけど、はじまりの歌でも、本作でも、何故かイメージが変わらない不思議な俳優さん。歳をとってないみたいにみてる綺麗さもそうなんだけど、真っ直ぐ強くて情熱的な感じ?自分の意見が特に強そうな感じ? なんなんだろう、表情なのかな。実際の性格はどうなんだろうなあー。イメージと違ってたら面白いな。

本作は素敵な言葉がたくさん出てきた。

涙が出たのは、
「愛」が、ハワードに訴えかけるところ
愛は宿るものだって、
光に闇に声に、その痛みにすら宿るって、
私なしに生きないでって、
この考えは忘れないでいたいな

ああ、愛は宿すものなんだな
心が痛いのは愛してたからなんだなって
痛みに愛が宿ってるんだなって

わかってるつもりだけどまだまだかな
でもたくさんの愛を宿して生きていきたいね

愛 時間 死の中で、
一番愛が響いたのはまだまだ若い証拠かも笑笑笑

でも時間が牢獄になる瞬間は少しわかる。
全人類全生物に平等に流れるからこそ、
使い方はその人次第であって
自由にできない、思いどおりにならない時間もあって。
時間のなかで、身動きがとれなくなる感覚。
ただ、過ぎていく無駄にしていく悪くなっていく朽ちていくそう感じるとき、時間は牢獄だっておもう。
時間に負けないで生きていこうね


英題で、作中にもでてくるcollateral beautyは幸せのおまけって訳されてたけど、
なんかいい言葉もっとないかしら
collateral 付帯する 担保する
beauty 美しさ
そばにある幸せ、って意味だけじゃないし
どんなときにもプラスの面があるてきな、見方のはなしも少しずれるし、
失って気づくとかそういうことじゃないし、
難しいな。
でもおまけの幸せの方がしっくり来るかな
悲しみのおまけ、痛みのおまけ
ちゃんと気づくこと、変わった自分、それがおまけ、
変わった視点、それが幸せ

そういうことでいいのかな

さてさて、
全体を通してみてもこの映画は素敵ないい映画だった。
子供を失う悲しみ、遺す悲しみ、すれ違う悲しみ、出会えない悲しみ。
まだ幸せなことに?どれもぴんとこないけれど、
これに加えて愛時間差をテーマにするなんて
人類普遍の作品過ぎました。

悲しみがつきまとうからこそ、
アメリカのきらきらしたクリスマスの街並みが希望だった。
悲しみが悩みがつきまとう感覚は、哀しいことに身に覚えがある。
なんなら今もそう。
愛は難しい。

きっと一生一緒にはいられない。
もうわかってる。
いまの課題を乗り越えたって、きっとまた課題があり続ける。
これを課題と思わない人もきっといるから、
君はそういう人といた方が幸せになれる。
私も離れた方がやきもきしないでいられるしね。
気にしないようなそういう人でいたかったけど、
がんばるのもばかみたいって思っちゃうときがあるの。
私の許容が狭いのか、常識的すぎてつまらないのか、常識を疑わず理由も深掘りせず何にも考えてないのは私なんだとか、いやでもそんなわけないよなとか、ここまでまったんだからもう少しとか。 ああ、許せない自分も小言いう自分も、離れられない自分も全部いや。
常識的な自分がきらいだから、
似てない君に惹かれ続けてるのかな、
君とわかれることを、常識的でつまらない自分にふりきることだと思ってる節があるから
別れたくないのかな。
永遠の別れは哀しすぎるけれど、もう、いいかなと思える自分が少しだけ大きくなってきたのは認めざるをえないね。

ゆっくり覚悟を決めてさよならしよう。
思い出話をたくさんしよう。
二人しか知らない思い出をたくさんなぞろう。
たくさんありがとうって伝えて、
ごめんねっていって
自分をさらけ出して、言葉をもらおう
もっともっとどろどろにさらけ出して話してもがいてみてもいいのかもしれない
忘れないでねって記憶に私を埋めよう
君のことを大好きだった私がいたんだよって
楽しい時間を一緒に過ごしたんだよ
お互いがお互いをたしかに作ったんだよ
これからもどうか幸せに生きてねって 長生きしてねって
大事にされてね、
まわりを大事にしてね
これからもどうか友達でいてね
君の将来がどうか明るいものでありますように

でも、ほら、こんなに痛いから、今も愛してるんだろうな。


ああポエムになってしまった。
残念すぎる。

でも心のうちを吐き出すってこういうことよね。
これが私の悲しみの一部。
愛が少しだけわかった気がした4年間でした。

愛は痛みにすら宿る

では今日はこの辺で。